習主席、新型肺炎で「米国産品の購入遅れるかも」…米中電話会談で伝える - 読売新聞

　【ワシントン＝山内竜介】中国の習近平（シージンピン）国家主席が、トランプ米大統領と７日に行った電話会談で、貿易協議「第１段階」合意に基づいて中国が米国産品を大量購入する計画が、新型コロナウイルスによる肺炎の影響で遅れる可能性がある、と伝えたことがわかった。

　米国家経済会議（ＮＥＣ）のクドロー委員長が７日、米ブルームバーグテレビのインタビューで明らかにした。合意では、中国が２０２０～２１年の間、米国から農産品や工業品などの輸入を計２０００億ドル（約２２兆円）増やすことを決めている。クドロー氏は、「米国産品の購入は少し遅れるかもしれないが、今年末と来年に完了する」と習氏が述べたと説明した。

　合意文書には、「自然災害や予見できない事態」で実行が遅れる場合、両国で協議するとの規定があるが、クドロー氏は、中国から正式な要請はないと述べた。

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