「健康観察シート」コロナ対策で会津大活用 学生行動歴も把握 - 福島民友

　新型コロナウイルス感染拡大防止の意識を高めようと、会津大は全学生に「健康観察シート」を毎日作成するよう求めている。朝と夜の体温、せきなどの症状の有無、訪れた場所を記録してもらい、授業出席の可否や検査を受ける必要性を判断したり、感染者が出た場合に行動歴を把握するのに活用する。

　１日から取り組みを始めた。行動記録は、訪れた市町村名、利用した学内の施設を記入する。症状があれば学生課にシートを提出し、授業に出席せず自宅待機となる。症状が続いたり重かったりすれば会津保健所に相談するよう求めている。同大によると、１５日までに数人、シートを提出した学生がいたが、いずれも数日で症状が改善したという。

　同大は感染拡大対策として、オンラインによる遠隔授業を導入している。しかし、自宅でインターネットを利用できない学生が学内の空きスペースで遠隔授業を受けているケースもあり、学生の行動歴の把握が難しくなっているという。

　同大の担当者は「教職員も同様のシートを作成している。学生と教職員が一丸となり、健康管理の意識を高める取り組みを進めたい」と話している。

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April 16, 2020 at 07:26AM
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