「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回はニールさん(76)。20年間大相撲東京場所を観戦。最近は登山やゴルフで体力づくりにはげむほか、妻との歌舞伎鑑賞が趣味。
■2005年~

ニールさん 小型株ほど無借金・自己資本比率など財務状況を重視
定年で得た退職金の一部を活用して投資を本格的に始めることにした。90年代にバブル崩壊を経験したとはいえ、自分が入社したときの日経平均株価が1000円台であったことを考えると、長い目でみれば株価は右肩上がりで、株式投資はもうかりやすいと考えた。銘柄選別にあたっては、工場見学会に参加するなど現場に足を運べる機会は積極的に生かすようにした。高い自己資本比率やPER(株価収益率)など割安度に注目したほか、オンリーワンの技術を持つ小型株を中心に投資。ナカニシ(7716)やマニー(7730)株などを買い、大きな利益が出た。
■08年~
リーマン・ショックが発生し、含み損が大きく出た。少し時間がたってから大底に達したと思い株を買い増したが、さらに1~2割下がりいよいよ怖くなってきた。当時、東証2部の不動産関連株を持っていたが、財務比率が悪く経営破綻の噂もあり、購入時より3~4割安い株価で損切りした。規模の小さい会社ほど、投資する際に財務状況を重視しなければならないと痛感するきっかけとなった。
■13年~
アベノミクスで大相場が到来したが、長期投資を主眼に置いていたため、保有資産を大きく増やさないようにした。訪日外国人の増加が見込まれたためコーセー(4922)株を組み入れたほか、スマートフォンの普及で手軽なゲームの需要拡大の恩恵を受けるボルテージ(3639)などを購入し、利益をあげることができた。
■19年~
そろそろ株は天井だろうと思い、徐々に株の保有を減らしつつある。代わりに買っているのが金と外債だ。今回の新型コロナウイルスの問題も1つのきっかけとなったが、長期的に金融緩和は続くとみられ、利息の付かない金の魅力度が増す。為替も将来は円安になるとみており、利回りが日本の債券に比べ高い外債も有望な商品だとみている。
[日経ヴェリタス2020年3月15日付]
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March 22, 2020 at 03:00PM
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新型コロナ前、株価の天井見込み売却 金・外債を購入 - 日本経済新聞
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