新型コロナウイルス感染症の検査を担っている浜松市保健環境研究所は１３日、ＰＣＲ検査機器を新たに１台追加購入し、２台体制に強化する方針を明らかにした。市議会厚生保健委員会で説明した。現行の検査は１日２０検体だが、３月末までの新機器納入で４０検体に対応可能になる。
ＰＣＲ検査は感染疑いがある人の咽頭をぬぐったり喀痰（かくたん）を取ったりした検体で行う。購入費は約７６０万円。市の成人予防接種事業の本年度予算を使い、半額は国庫補助金を活用する。購入機は現行機と同じ約６時間で陰性か陽性か判断できるという。同研究所は現在、６人体制で防護服を着て検査に当たっている。
市保健所によると、検査は市内医療機関で感染の疑いがあると判断された人が出た２月１４日から、３月１１日までに計７５検体について実施。検体の中には、集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客で、陰性と判断されて下船してから２週間の経過観察を経た人の分もあるが、いずれも陽性反応は出ていない。
検査体制を拡充するためには人員配置に加えて検査場確保の問題があり、同研究所は気圧が低くウイルスが外に流れ出ないバイオハザード（生物災害）レベル３対応の部屋で検査している。県内の他の検査機関は、県も月末までに１台増やして２台体制にし、１日４０検体対応可能にする。一方、静岡市は１台１日２４検体体制で追加の予定はないという。
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March 14, 2020 at 06:13AM
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浜松市、ＰＣＲ検査機を追加購入 新型コロナ｜静岡新聞アットエス - ＠S［アットエス］ by 静岡新聞
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