Search

地場産業 マスク製造で底力 ラグビー代表の靴下メーカーも参戦 - SankeiBiz

 品薄が続くマスクの製造にさまざまな企業が乗り出す中、培った技術力を生かして各地の地場産業が開発した製品が人気を集めている。生産ラインは連日、フル稼働。ラグビーの日本代表を支える靴下メーカーも参戦した。

 「電話が鳴り響いて、生産も追いつかない状態です」。1949年創業の老舗靴下メーカー「タイコー」(長野市)の神田一平社長(42)は驚きを隠せない。同社は95年のラグビー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会以降、日本代表選手を足元から支えている。

 社員用マスクを生産してツイッターに投稿したところ、販売を求める声が殺到。かかと部分を作る立体的カーブを鼻から口元にかけて施し、フィット感を追求するなど試作を重ねた。靴下と同じ抗菌・防臭加工で、何回でも洗える綿100%の商品が完成した。

 4月6日に自社の通販サイトで2000枚(1枚1650円)を発売すると、開始5分で売り切れた。糸処理やアイロンがけといった工程が必要で大量生産は難しいが、1日300枚ほどを生産し、4月末までに約1万枚を販売。神田社長は「夏用の蒸れにくいマスクも開発中。感染拡大防止に役立てたい」と話す。

 高知県黒潮町のジーンズメーカー「じぃんず工房大方」は、デニム生地でマスクを作る。北海道の取引先から頼まれたのは2月。松田和司社長(53)は「高知では当時、感染者が少なく、必要性を感じていなかった」と振り返る。サイズは4種類で、裏地の脇からガーゼを入れられるように工夫した。「本業と並行しながら、マスク不足が解消されるまで続けたい」

 ウエットスーツメーカー「モビーディック」(宮城県石巻市)が手掛けるマスクは水に強く、塩素系除菌剤でも色落ちしにくいのが特徴だ。「フィット感が良い」「発色がきれい」と好評という。同社の担当者は「東日本大震災で受けた支援への恩返し。価格も抑えており、多くの人に使ってほしい」と話している。

Let's block ads! (Why?)



"産業" - Google ニュース
May 05, 2020 at 03:00AM
https://ift.tt/3fkeVkx

地場産業 マスク製造で底力 ラグビー代表の靴下メーカーも参戦 - SankeiBiz
"産業" - Google ニュース
https://ift.tt/36Kc3Zj
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini

Related Posts :

0 Response to "地場産業 マスク製造で底力 ラグビー代表の靴下メーカーも参戦 - SankeiBiz"

Post a Comment

Powered by Blogger.