【ニューヨーク=高橋そら】米格安航空会社(LCC)のジェットブルーは18日、欧州エアバスからの航空機購入を延期する調整に入ったと発表した。エアバスと交渉し、納入や支払いの時期を遅らせる。新型コロナウイルスの流行と各国の移動制限によって旅客需要が急減したため。航空会社のキャッシュフロー(現金収支)は急速に悪化しており、大規模な支出を抑えることで財務の悪化を食い止める考えだ。
ロビン・ヘイズ最高経営責任者(CEO)が従業員向けの書簡で明らかにした。危機を乗り切るため「米政府の介入を求める」としている。4~5月に全運航便の少なくとも40%を削減し、6~7月にも大規模な減便を見込む。技術やインフラへの設備投資も中断する。
同社によると、1日あたりの予約金と手数料収入は2019年3月におよそ2200万ドルだったが、足元では400万ドル未満まで減った。新規予約の減少や通常の10倍を超えるキャンセル率が原因で、このままでは「1日あたりの費用をまかなうことができない」と危機感を募らせる。雇用とビジネスを維持するには「支出の削減が不可欠だ」と強調した。
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March 18, 2020 at 11:46PM
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米ジェットブルー、エアバス機の購入を延期 - 日本経済新聞
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