大きな買い物となる家の購入。物件を見れば見るほど決められないという人も多いのではないでしょうか。
自分にピッタリ合う家を探したいのであれば、立地や物件価格、周辺環境といったポイントに注目し、効率よく物件を探しましょう。
今回は、家を購入したいのに物件が決まらない人の特徴や、家を購入する決め手となる6つのポイントについて解説します。
家の購入がなかなか決められない! よくある理由とは
「家を購入したいけど、なかなか物件を決められない」と悩んでいる人は、次のような理由で悩んでいませんか?
まずは、なぜ家の購入を決められないのか、その原因について考えてみましょう。
気に入った物件が複数ある
気に入った物件が複数ある場合、どこを選ぶべきか悩んでしまいますよね。そんなときは、家の購入を決めるうえで自身が優先したいポイントを改めて思い出してみましょう。優先ポイントが低い順に切り捨てていけば、物件数を絞ることができます。
夫婦の意見がまとまっていない
夫婦で新居を探している場合は、事前に2人の希望をすり合わせておかないと、物件探しをするたびに意見がぶつかり合ってしまい、購入が遠のいてしまいます。
2人の希望がすべてかなった家を見つけ出すことは不可能に近いので、家を購入するにあたり、お互いに歩み寄れるポイントを明確にしておきましょう。
予算と希望条件が釣り合っていない
希望条件を増やすごとに、物件価格も高くなる傾向にあります。少ない予算ですべての希望条件を満たすことは難しいので、予算が少ない場合は優先順位の低い希望条件は切り捨てて探してみましょう。
気になっていた物件を他の人に購入された
「いいなと思っている物件があったのに、契約せず悩んでいたら、ほかの人に購入されてしまった」という経験はないでしょうか。
自分が「いいな」と思った物件は、ほかの人から見ても魅力的な物件であることが多いので、気になる物件を見つけた場合はすばやく手を打つことも重要です。
もし「この物件も気になるけど、もう少しほかの物件も探したい」というのであれば、仲介会社の担当者に、購入希望者が出たら連絡をしてほしいと伝えてみましょう。そうすることで、目をつけていた物件が知らぬ間に売れていたという事態を減らすことができます。
物件を見すぎて、どこがいいのか分からなくなった
家の購入がなかなか決まらないパターンとして、最も多い原因は”物件の見すぎ”ではないでしょうか。
自身の希望に合った家を見つけるためには、多くの物件を見て回ることも大切です。しかし、あまり多くの物件を見てしまうと、どこが一番いいのか分からなくなってしまい、最初の頃に見た物件の印象も薄れてしまいます。
よって、物件選びをする際は、エリアや希望条件をある程度決めた後、さらに3~5件程度に絞り込み、比較しやすい物件数で見ていくようにしましょう。
購入の決め手になる6つのポイント
家を購入する決め手は多数ありますが、ここではより決め手として有効な6つのポイントについて説明します。
立地
通勤時間や移動時間を短縮したいという人は、立地条件の良さを重視してみましょう。徒歩圏内に職場や駅、バス停などがあれば、毎日の移動が楽になります。
また、静かな場所で暮らしたいという人には閑静な住宅街もいいでしょう。このような場所では周辺に繁華街やレジャー施設などがないので、落ち着いた暮らしを重視したい人にとっては好立地といえます。
周辺環境
周辺環境は家を購入した後に変えることはできないので、とても重要なポイントです。
その場所に住むとなった場合、買い物はしやすいか、小学校や幼稚園などは近くにあるか、車の往来は激しくないか、不審者情報は多くないか…などといった周辺情報はチェックしておくといいでしょう。
ただし、周辺環境は平日と休日、または日中と夜間とでは大きく変わることがあります。
日中は安全な道でも夜に行くと街灯がなく危険だったり、駅近で便利だと思っても夜になると騒がしかったりするので、周辺環境のチェックは日にちや時間を変えて行うといいでしょう。
物件価格
決めた予算をオーバーしたくない、ローンの借入限度額に余裕がないという人は、物件価格を重視するといいでしょう。物件価格が下がれば毎月の返済額も少なくて済むので、金銭的な余裕が生まれます。
ただし、物件価格を下げすぎると立地条件が悪くなったり土地が狭くなったりするので、自身の希望条件と折り合いをつけつつ、適切な価格で販売されている物件を見つけることが大切です。
間取り
家を購入すると一口にいっても、間取りは1Kや2LDK、4DKなど、さまざまです。同じ広さの土地でも間取りが変われば雰囲気が大きく変わります。
したがって、「共有空間をゆったり取りたい」「家族のプライバシーを守りたい」「家事動線を重視した家に住みたい」など、具体的に暮らしのイメージがある人は、間取りを重視した家選びをしてみるといいでしょう。
勤務先との近さ
通勤時間を短くしたい人は、勤務先との近さを重視するのもいいでしょう。勤務先と家の距離が短ければ朝もゆったりできますし、退勤後も早く家に帰れるので、時間を有効活用できます。
また、通勤先と距離が近ければ電車やバスに乗る時間も短く、ストレスも軽減されるという利点もあります。
不動産価値
家を購入するのであれば、後々のことを考えて資産価値の落ちにくい物件を狙いたいという人もいるでしょう。
家は購入して入居した時点から建物の資産価値が下がっていきます。しかし、地価の高い物件なら一般的に購入から数年が経過しても価格が落ちにくいとされています。
資産価値の高い物件は、立地や周辺環境が大きく関係してきます。都心部や市内中心部は価格が大きく下がりにくいので、資産価値を重視したい人はこれらの場所を検討してみてもいいでしょう。
ただし、物件価格だけでなく、購入後の固定資産税などの運用費用も高くなる点に注意が必要です。
将来的に売却を検討している場合は、周囲の物件の取引価格や相場を見て、値段が大きく低下していないエリアを選び、物件の管理状態や変わった間取りを選ばないなど、事前によく調べ、専門家の意見を聞いたうえで判断するようにしましょう。
家を探すときは長期的なライフスタイルを意識しよう
条件を絞っても、いまいちコレだ!という物件に行き着かないという人は、長期的なライフスタイルを意識して家探しをしてみましょう。家族の未来像を描いてみると、最適な間取りや周辺環境などに目星がつきやすくなります。
たとえば、結婚を機に新居を探すなら、将来子どもが生まれることを想定し、周辺に公園や保育園、学校がある立地で探してみると、思いがけずすてきな物件を見つけられるかもしれません。
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September 11, 2020 at 09:40AM
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